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才能がなかったことに感謝しています

created: 2021-09-12
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27歳になりました。
もうアラサーって言っても怒られない歳になってしまったし、会社の先輩からは「27になるとどこかしら身体の不調を感じる」などと脅かされているので、あんまり歳を取ることに対して喜びを感じられなくなってきてはいますが、それでもいろんな方からお祝いのメッセージをいただいて、ホクホクしています。いつもありがとうございます。

友人のブログで知ったのですが、 "27 club" という言葉があるそうです。

"27 club"という言葉があります。
才能のあるミュージシャンの多くが27歳で死んだことから生まれた都市伝説のような言葉で、「27歳で死ぬ」ということは「才能がある」ことの裏返しとも言えます。

才能ってなんでしょうね。
才能というのが「特別な訓練を受けなくても卓越した成果を残せる力」だとしたら、僕はその存在に懐疑的です。はたから見れば他人はあっという間に大きな成果を出しているように見えるけど、でもその裏には必ず努力の積み上げがあったはずです。俺は才能があるんだとか勘違いして、努力をせずに失敗した経験を、少なくとも僕は何度もしてきました。

ただ、27 club という言葉の存在は、結果を出す年齢として27歳が決して若くないことを示しているように感じられます。甲子園でホームランを量産するバッターがいつの間にか年下になって、好んで聴いていた曲が実は自分より年下の人の作品で、よく知る後輩が起業して大きな実績を残していたりして。そんなことがいつの間にか当たり前になってしまいました。

年齢で比べるのは良くないというのは重々承知の上ですが、それでも自分に喝を入れるための材料としては悪くないと思っています。純粋に自分のために使える時間もどんどん減っていくだろうし、自分は何がやりたいんだろうなんて悩むよりは、やりたいことに近い方向で、現実的にできそうなことから、とりあえず一歩進んでみよう、そういう思いで、このブログを立ち上げました。

人生でやりたいことのひとつに、「自分が生きた証を残す」ということがあります。どうしたら生きた証を残したことになるのかについては議論の余地がありますが、少なくとも、27歳になった今日思っていることを書き残すことには意味があると感じていますし、せっかくなら自分で好き勝手管理できる方がいいなということで、既存ブログからの移転も検討しています。

「27歳で死んだなら、その人は才能がある人だ」というのが正しいなら、「才能がないなら27歳では死なない」ことになります。まだまだ人生でやりたいことはたくさんあるし、才能がなかったことに感謝しつつ、しぶとく長生きして、やりたいことをたくさん叶える人生にしたいと思います。
こんな僕を、今日生まれたこのブログ共々、どうぞよろしくお願いします。